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更新日付:2019年12月27日 

令和元年を終えるにあたって(令和元年12月27日)

 新春の初競りで大間のマグロが3億円を超える史上最高値を付け、また、全国高校サッカー選手権大会で、青森山田高等学校が2度目の優勝を果たすなど、大変明るいニュースで始まった今年は、令和という新たな時代を迎える中で、「青森県基本計画『選ばれる青森』への挑戦」に基づく新しい取組がスタートした年でありました。 
 本県の最大の課題である人口減少の克服に向けて、「経済を回す」仕組みづくりや若者・女性の県内定着・還流の促進など、各種取組を進めて参りましたが、関係者の皆様の御協力と御支援のおかげをもちまして、総じて良いスタートを切ることができたのではないかと思っております。

 個別に振り返りますと、「経済を回す」取組のけん引役のひとつ、観光の分野においては、平成30年の外国人延べ宿泊者数が約35万人泊で、5年前からの伸び率が全国1位となり、観光消費額も1,902億円と過去最高を更新しました。
 今年7月に就航したエバー航空の青森・台北線は搭乗率9割を超え、11月からの週5便への増便後も好調を維持しているほか、青森空港ターミナルビルのリニューアルや青森港のターミナル新設など、ハード面の整備も進み、空と海からのさらなるインバウンドの拡大、立体観光の推進が期待されるところです。
 また、12月半ばには、台湾でのプローモション活動を大々的に行って参りましたが、台湾経済団体との覚書に基づく経済交流をはじめ、多様な主体による交流が活発化してきており、こうした動きをさらに加速させるべく、引き続き、力を入れて取り組みたいと思います。
 農林水産業の分野では、りんごの販売額が5年連続で1,000億円を突破するとともに、ホタテガイの生産額も5続けて100億円を大幅に上回りました。また、県産農林水産品の輸出も引き続き好調で、平成30年の輸出額は224億円となり、前年と比べ2割以上増加するなど、本県経済をけん引する産業として持続的成長を続けています。
 こうした中で、新規就農者数は昨年度256名と、近年高い水準で推移しており、農家出身でない方の新規参入も大幅に増えているなど、多くの方に本県での生業としての農業を選んでいただいているところです。
 今年も、台風19号をはじめ、全国的に大規模な自然災害が相次いで発生し、各地に甚大な被害をもたらしましたが、幸いにも本県では、大きな被害に至らず、無事に収穫期を迎えることができました。特に、本年産の水稲の作柄は、作況指数及び10アールあたりの収量ともに全国一となったところです。
 私も、出来秋以降、県内外でのセールスに跳び回りましたが、5年連続で特A評価を取得した「青天の霹靂」をはじめ、安全・安心で質の高い青森の農林水産品という評価が定着してきていると手応えを感じています。これもひとえに生産者の皆様のたゆまぬ努力の賜物であり、改めて感謝したいと思います。

 次に、しごと・雇用の創出では、企業の誘致・増設件数が、引き続き堅調に推移しており、働きやすい職場として女性に人気のコンタクトセンターなどの立地も好調で、多くの雇用を生み出しています。
 また、今年度、県内の支援拠点を利用して創業された方の数が、既に4年連続となる100名超えを記録するなど順調に推移しており、最近では、UIJターンを契機とした事例も多く見られていますが、若者や女性をはじめ、多くの方が自らの夢を実現させ、青森の地で活躍しています。
 人財の還流・定着に向けては、これまでに14校の県外大学等とUIJターン就職協定を締結したほか、移住促進については、東京での移住フェアの開催をはじめ、市町村や関係機関等との連携を強化して取り組んでいますが、「青森暮らしサポートセンター」を利用しての移住者も、年々確実に増えています。

 このように、各分野において、「経済を回す」取組の成果が着実に現れるとともに、若者や女性の定着・還流に向けた動きもしっかりと進めることができたと感じています。
 今後も引き続き、多様で魅力あるしごとを生み出し、次代を担う若者をはじめ、多くの方々が集まり、選んでもらえる青森県を実現するため、全力で取り組んでいきたいと思います。

 また、県民の健康づくりやごみの排出量など、本県の課題である分野においても、取組を着実に進めてきたところ、それぞれに明るい兆しが見えており、引き続き、地道な努力を続けていきたいと思います。

 そして、12月20日、世界文化遺産登録を目指す「北海道・北東北の縄文遺跡群」のユネスコへの国内推薦が正式に決定しました。これまで御支援・御協力いただいた関係者の皆様をはじめ、応援してくださった県民の皆様に改めて感謝申し上げます。
 なお、推薦書については、12月27日に文化庁に提出したところであり、提出に際しての正式な名称を「Jomon Prehistoric Sites in Northern Japan」とし、日本語の名称は、当面の間、これまでと同じ「北海道・北東北の縄文遺跡群」とすることとしました。
 世界遺産登録の実現に向けては、来年のユネスコによる審査を控え、これからが正念場となります。引き続き、関係自治体一丸となって全力で取り組んでいきたいと思います。
 さて、来年の干支は「庚子(かのえね)」です。これを植物の成長に例えると、成長を続けてきた草木が次の世代を残すために生まれ変わろうと種子を準備し、その中で新たな生命が芽生え、育ち始める状態を示しているとのことです。今後訪れるであろう新たな環境や局面に備えるため、様々な挑戦を始めるのに相応しい年と言えるのではないかと思います。
 急速に進む人口減少など、本県を取り巻く環境が大きく変化し、まさに時代の転換点にある今こそ、これまでの取組により得られた成果や課題を踏まえながら、前例にとらわれず、新たな取組にも臆することなく、皆様と共に果敢にチャレンジしていきたいと思います。
 県民の皆様が、この青森の地で生きる喜びを実感しながら、安心して働き、暮らし、そして、国内外から「選ばれる青森県」を目指し、職員共々、来年も全力で取り組んでいきます。
令和元年12月27日 青森県知事 三村申吾

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