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更新日付:2018年12月28日 

平成30年を終えるにあたって(平成30年12月28日)

 今年は、「青森県基本計画未来を変える挑戦」が最終年度を迎えるということで、この1年、計画の総仕上げに全力で取り組んできたところであり、「経済を回す」取組をはじめ、様々な取組の成果が各方面で着実に現れてきたと感じています。

 振り返ってみますと、観光分野では、立体観光の推進など、国内外からの誘客促進に積極的に取り組み、特に、インバウンドでは、今年1月から10月までの外国人延べ宿泊者数が約25万人と、既に、過去最高を記録した昨年1年間の実績を上回っています。
 好調なインバウンドを支える国際定期便については、青森・ソウル線が2年連続で、冬期間、週5便に増便され、昨年就航した青森・天津線も今年のウインタースケジュールでの週4便への増便が実現しました。そして、台湾のエバー航空が、来年夏にも、青森・台北線の就航を予定しているという大変うれしい知らせも届いています。就航が実現すれば、観光面にとどまらない大きな経済効果が期待されるものであり、今後しっかりと準備を進めたいと思います。
 さらに、青森空港ターミナルビルのリニューアルや、青森港の新中央埠頭クルーズターミナルの整備も進んでおり、それぞれ来年春頃にはオープンする見込みとなっています。
 このように観光客を呼び込む環境が一層充実することから、さらなる誘客拡大、外貨獲得を図り、本県経済の活性化につなげていきたいと思います。

 農林水産業の分野では、先日発表となった平成29年の農業産出額は、3年連続で3,000億円を突破し、14年連続で東北トップを堅持しました。また、りんごの販売額が4年連続で1,000億円の大台を突破するとともに、ホタテガイの生産額も4年連続で100億円を大きく上回りました。
 さらに、県産農林水産品の輸出も引き続き好調で、平成29年の輸出額は257億円と輸出拡大戦略で定めた目標の210億円超えを3年連続で達成するなど、本県の農林水産業は、地域経済を牽引する産業として持続的成長を続けています。
 私も、出来秋を迎えて以降、県内外でのセールスに跳び回りましたが、安全・安心で質の高い青森の農林水産品という評価が定着してきていると、手応えを感じています。これもひとえに生産者の皆様のたゆまぬ努力の賜物であり、改めて感謝したいと思います。
 4年連続で特A評価を取得した「青天の霹靂」については、全国的に銘柄米の産地間競争が激化する中にあっても、高い評価をいただいています。今年は、PR隊を増員し、「さっパリより、愛をコメて」をキャッチコピーに、パリでのCM撮影など、食味を前面に出して差別化を図ったPR活動を展開しています。今後も、高品質な「青天の霹靂」を安定的に消費者に届けられるとともに、「つがるロマン」や「まっしぐら」など県産米全体のさらなる評価向上にもつながるよう、取組を強化していきたいと考えています。

 また、多様で魅力あるしごとづくりも着実に進んでいます。
 昨年度の県内の創業支援拠点を利用して創業した方の数は、過去最高となる129名を数え、今年度も順調に推移しています。UIJターンを契機とした創業も多く見られていますが、若者や女性をはじめ、多くの起業家が地域の特色ある資源やアイディアを生かし活躍しています。
 新規就農者数は、昨年度277名と、平成に入って2番目の多さとなり、非農家出身の新規参入者や農業法人への就職も過去最高となっています。地域経営体も順調に増えているなど、本県農山漁村を支える人財が着実に増加しています。

 本県の課題である分野でも明るい兆しが見えてきております。
 これまで全国最下位レベルにあったごみ排出量やリサイクル率は、改善の兆しが見え始めており、平成28年度も前年度から改善し、1人1日当たりのごみ排出量は1,004グラムと、あと少しで1,000グラムを切るところまできました。
 決してあきらめずに地道な努力を続けていけば、必ずや結果に現れることを示すものであり、引き続き県民の皆様の御理解と御協力のもと、一歩一歩着実に前進していきたいと思います。
 また、依然として全国最下位にある本県の平均寿命についても、着実に伸びており、全国との差も縮小傾向にあることから、こちらも同様の姿勢で取り組んでいきたいと思います。

 今年は、スポーツ・文化の分野でも、明るい話題がありました。
 まず、サッカーワールドカップで、本県初の代表となった柴崎岳選手が、輝かしい活躍を見せるとともに、ヴァンラーレ八戸が本県初のJ3昇格を果たし、また、文芸関係では、高橋弘希さんが、本県出身者としては、57年ぶり2人目となる芥川賞を受賞しました。皆さんの今後ますますの活躍が期待されるところです。

 さて、来年の干支は己亥(つちのと・い)です。それぞれの字には「はじめ」、「あらたまる」といった意味が含まれるとされていますが、まさに来年は、平成の次の新しい時代がスタートする年です。
 前回の己亥(つちのと・い)、60年前の昭和34年は、高度経済成長期の真っ只中にあり、この年には、現在の天皇陛下である当時の皇太子様と美智子様の御成婚という明るい出来事もありました。飛躍的な成長を続ける希望に満ちた元気な日本がそこにあったのではないかと思います。
 「経済を回す」取組を充実・強化し、さらなる成長と発展を目指す本県にとって、この新しい年が、60年前のように着実な成長を遂げ、まさに新しい時代の幕開けにふさわしい飛躍の年となりますよう、心を新たにして全力で取り組んでいきます。
平成30年12月28日 青森県知事 三村申吾

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