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更新日付:2022年4月1日 青少年・男女共同参画課

気付いて!子どもの性暴力被害(あおもり性暴力被害者支援センター)

気付いて!子どもの性暴力被害
あなたは 何も わるくない
ひょっとしたら、あなたの近くに、ひとりで悩み苦しんでいる子どもがいるかもしれない……
性暴力の特性を知り、子どもが発するSOSのサインに大人が気付き、適切に対応することが求められています。

性暴力は 身近な人でも被害に気付きにくい

性暴力は怪我等の他の暴力に比べて外見では気付きにくく、羞恥心などから被害者自身が告白しにくい犯罪です。
特に、被害者が子どもの場合は、身近な大人でさえ気付くことができずに、被害が水面下で深刻化、長期化することがあります。

被害が発覚しにくい

● 性暴力は人目につかないところで行われる
● 外傷が残る暴力と異なり、目に見える証拠が残りにくい
● されている(受けている)行為が被害だという認識が子ども自身にない
● 特に保護者や知り合いからの被害は、子ども自身が被害を隠そうとする
● 被害発生のことを子どもが詳しく話さないと理解してもらえない

被害を打ち明けにくい

● 被害にあったことを話すのが恥ずかしい
● 何をされたのかよく分からない
● どう話していいか分からない
● 加害者から口止めされている(脅されている)
● 自分に悪いところがあった、と思い(思わせられ)話せない
● 大切な人(例えば母親)に打ち明けて悲しませたくない
● 黙っていたこと、被害にあったことを叱られるのではないか、という心配がある
● 相談できる先を知らない、相談の仕方が分からない

子どものサインを見逃さない

被害を打ち明けられない場合でも、日常生活の変化としてSOSのサインを発していることがあります。
大人が子どもに感じる違和感、「何かがおかしい」という直感がそのサインをキャッチした表れである場合があります。
また、子どもは躊躇しつつ、大人の反応を試しながら、何気なく性暴力をほのめかす発言をすることがあります。

サインの例

何らかのサインに気付いたら

もしかしたら、性暴力被害が隠れているかもしれない、と思ったら、子どもの様子を注意深く観察してください。
被害にあったのは最近かもしれませんし、何年も前のことかもしれませんが、その心身に与える影響は大きく、長く続きます。
早く被害に気付き、適切な対応をとることが被害を受けた子どもの心身の回復を大きく助けます。

性暴力をほのめかすようなことを言われたり、どう対応していいのか分からない、誰に相談していいのか分からない、というときは、ひとりで抱え込まずに、
「あおもり性暴力被害者支援センター」(りんごの花ホットライン)TEL017-777-8349に連絡してください。
性暴力被害者支援の専門研修を受けた相談員が、子どもへの対応方法について一緒に考えます(秘密厳守)。

子どもから被害を打ち明けられたときの対応

子どもから性暴力被害をほのめかすようなことを言われたり、被害を打ち明けられるということは、あなたに助けてほしいというメッセージです。

子どもは「こんなことを言って信じてもらえるだろうか」、「怒られるのではないか」、「話してはいけないことなのではないか」と思いながら、勇気を振り絞って、大人の反応を確かめながら、少しずつ話すことがあります。

性に関する被害は大人にとってもデリケートでショックな内容であるため、思わず耳を疑ってしまうこともあるかもしれませんが、真摯に子どもの話に耳を傾けてあげてください。
加害者とされる人が近親者や知人など「まさか、そんなことはあるはずがない」と思う人であったとしても、頭ごなしに否定したり、疑ったりするのではなく、子どもの話をしっかりと受け止めてあげてください。

そして、勇気を出して打ち明けてくれたことを「よく話してくれたね。」と褒めてください。
また、“あなたは悪くない。悪いのは加害者なんだよ。” ということをしっかりと伝えてください。

このように、子どもの気持ちに配慮して真摯に対応し、あおもり性暴力被害者支援センターなどの支援機関につないでください。

こういうことは言わないで!

男子の性被害

女子だけでなく男子も性暴力被害にあいます。

しかし、世間の「男らしさ」のイメージと異なる性暴力被害は、男子であるからこそ、一層、打ち明けにくいのが実情です。

受けた被害の甚大さは、女子でも男子でも変わりません。
男子の場合、性的な「遊び」や「いたずら」と軽視されることがありますが、心身の傷は深く、その後の成長に大きく影響を与えることをしっかりと理解する必要があります。

子どもの保護者もケアが必要

もし、あなたの子どもが性暴力被害にあっていたとしたなら、それは、保護者にとっても非常にショックな出来事です。

「どうして守ってあげられなかったのか」と自分を責め、後悔と混乱に陥ってしまい、被害を受けた子どもをうまく支えてあげられなくなることがあります。

被害を受けた子どものケアを最優先に考え、子どもの被害で保護者自身も傷ついていたとしても、「助けるべきは子どもだ。自分よりも子どもを支援してほしい」等と考えてしまうことがあります。
しかし、保護者へのケアが十分に行われないと、子どもの回復を遅らせてしまうこともあるのです。

早期に支援機関とつながり、性暴力被害に対応するための医療や司法手続きなど、様々な支援を利用できるよう、保護者自身もケアを受けながら被害者に寄り添い、伴走することが大切です。


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この記事についてのお問い合わせ

青少年・男女共同参画課 男女共同参画グループ
電話:017-734-9228  FAX:017-734-8050

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