ホーム > 生活・環境 > 男女共同参画 > 女性ロールモデル 事例紹介 ◇岩本ヤヨエさん◇

更新日付:2017年6月12日 青少年・男女共同参画課

女性ロールモデル 事例紹介 ◇岩本ヤヨエさん◇


就業・キャリアアップ / 起業 / NPO・ボランティア / まちづくり / 農林水産 / 専門職・研究職 / 子育て・介護

「一人で抱え込まず、同じ悩みをみんなで共有して、
社会を変えていくことが大切です。」

<NPO・ボランティア、まちづくり>

WOMEN'S VISION 代表
岩本 ヤヨエさん
(三沢市)
【プロフィール】
 「WOMEN'S VISION」の代表として、男女共同参画の意識啓発、まちづくり等を積極的に推進してきた。また、三沢市のご当地ヒーロー「海鮮野郎ホッキーガイ」を誕生させ、新しい視点で三沢市のPR活動にも力を入れている他、NPO法人ファザーリング・ジャパン東北青森支部の立ち上げや、高校生パフォーマンスライブの開催等、多岐に渡り県内で活躍中。

 平成27年度青森県いきいき男女共同参画社会づくり表彰奨励賞「女性のチャレンジ部門」受賞。

チャレンジのきっかけは?
★偶然参加したセミナーから開けた、様々な活動への道
  7年前、知り合いの方から偶然声がかかって、三沢市主催のまちづくり女性セミナー「まち☆きらきらセミナー」に参加したことが、現在取り組んでいる様々な活動のきっかけとなりました。当時から私は学校のPTA活動に携わっていたこともあって、子ども達や若い親達への支援活動をしたいという漠然とした思いはありましたが、具体的な行動には移していなかったのです。

 それから1年間、「まち☆きらきらセミナー」の第一期生として活動する中、参加者との親睦も徐々に深まっていき、あっという間に卒業を迎えたのですが、「ここで終わるのはもったいないし、月1回でもいいから活動したい!」という気持ちがみんなの共通認識としてあり、卒業生有志で「WOMEN'S VISION」を立ち上げることになりました。名前の由来は「女性の視点でまちづくりに取り組む」ということでしたが、「WOMEN」という単語から名前が一人歩きし、男女共同参画推進のイベント等の案内をもらうようになっていました。

 そうして、アピオあおもり(青森県男女共同参画センター)で行われていた女性に関するセミナー「ウィメンズアカデミー」を受講し、ここで初めて男女共同参画の大切さや必要性を痛感することとなり、まちづくり活動だけではなく、女性支援の活動をWOMEN'S VISIONで企画、運営するようになりました。このような活動を通じ、様々な人との出会いが、「NPO法人ファザーリング・ジャパン東北青森支部」の立ち上げや、三沢市のご当地ヒーロー「海鮮野郎ホッキーガイ」誕生へのきっかけとなっていったのです。
 
 また、「高校生パフォーマンスライブ」は、青森県総合社会教育センターでの「パワフルAOMORI!創造セミナー」を受講していた時の1回限りの実践活動でしたが、キャリア教育としてプロの仕事の厳しさを体験してほしいことと、高校生に自分を表現する場を提供したいと思い、2回目から「Resonance」という団体を立ち上げて自主開催を続けています。


これまでのみちのり、現在の活動状況や今後の目標など
★キャリア教育と男女共同参画は車の両輪
 女子も男子と同じように教育を受け、将来の夢を語らせるのに、いざ社会へ出たら、また結婚して家庭を持ったら、女性はその夢を途中で諦めなければいけなくなるという社会の現実に疑問を持っていました。キャリア教育と男女共同参画は車の両輪であって、一緒に進めなければ片寄った方向に進んでしまうのではないかと私は考えています。
 職場でも家庭でも男女平等でいられるような活動を始めたときに、NPO法人ファザーリング・ジャパンの方々との出会いがあり、「女性への一番の支援は男性を支援すること」ということに気づきました。そこで、青森県内の男性に声をかけて「NPO法人ファザーリング・ジャパン東北青森支部」を立ち上げるに至りました。

 そして、パパが家庭に早く帰り家事や育児・介護に関わるように啓発をする研修会などを企画するようになりました。企画してきた講座は、パパ料理・パパの子育て・働き方改革・女性の意識開発・叩かない子育て・絵本の読みきかせ・子どもの外遊びなど、多岐に渡ります。

 また、パパの子育て講座を行う中で、長時間労働のため家に帰れないパパたちが大勢いることにも気づき、今後は「働き方改革」を中心に活動する必要を感じています。また、従来の祖母の孫育てへの関わり方について、社会における女性の活躍によって、今後ますます様々な制限が出てくることにも着目し、祖母を支援する活動をしたいと思っています。


★お金、知識、人脈なし…仲間達と本気で乗り切った
 ご当地ヒーロー「海鮮野郎ホッキーガイ」はWOMEN'S  VISIONが企画したまちづくりセミナーの中で、「三沢の宝物探し」というワークショップを行い、その宝物の中にホッキ貝があり、そのホッキ貝から「ホッキーガイ」というキャラクターを誕生させたものです。

 それからこの「ホッキーガイ」を三沢のご当地ヒーローとして、市民のみなさんに知っていただくために試行錯誤を繰り返して来ました。当初はお金、キャラクターを演じる経験、知識、人脈もありませんでした。キャラクターショーを見に行って演技や立ち回り、物語の展開などを研究し、仲間を集めて練習、さらに、土・日曜日は街頭に立ち、道行く人々に手を振り続けました。市内で何かのイベントがあると、呼ばれてもいないのに出掛け、 子どもたちと触れ合ったりと、機会を見つけ、出来ることを続けていきました。 そうした甲斐もあり、現在では新聞やテレビで取り上げられる等、知名度も大きく上がっています。
 何か変わったことをするときは、必ず周囲から妬みや僻みがありますが、いちいち気にしていたら活動が小さくなってしまうと思い、仲間とともに本気で乗り切ってきました。今でも子どもたちの「ホッキーガーイ!がんばれー!」という声援と笑顔が私たちのパワーの源になっています。
 これからも、子どもたちの笑顔をもっと増やすべく、引き続き活動していきたいと思っています。


★「参加者」から「主催者」へ、循環型組織となっていった「Resonance」
 毎年2月に三沢市で行われてきた高校生パフォーマンスライブは今年7年目を迎えました。高校生パフォーマンスライブとは、出演はもちろんのこと、演出する照明、音響、ステージディレクター、司会も全て高校生に務めてもらうというライブです。照明と音響については、プロのエンジニアの方から事前に指導を受け、本番に挑みます。

 このように、高校生が大人とコミュニケーションをとりながら、対等な立場で意見を出し合い、ライブを創り上げていくことは、高校生にとっても私たち大人にとっても貴重な体験だと思っています。

 初めの頃はResonanceのセミナー受講生が運営に関わっていたのですが、7年目を迎えた現在では、参加した高校生が卒業して社会人となり、Resonanceの一員として運営に携わるようになっています。このような循環型の組織を確立できたことは、私の自負するところであって、引き続き継続していかなければいけないと思っています。よく、団体運営に携わる方から持ちあがる問題として、「後継者不足」や「高齢化」がありますが、Resonanceではそのような問題は上が っていません。
 
 これからも、誰もが平等に、むしろ若い人を主体として意欲を湧かせられる活動を続けていきたいと思います。



これからチャレンジする女性へのメッセージ
★「声をあげること」が社会を変えることに繋がっていく
 人それぞれ、子育てと仕事の両立など様々な悩みを抱えていると思いますが、あなたの抱えている問題は、個人の問題ではなく社会の問題です。ですから、一人で我慢していては根本的な解決にならず、あなたと同じ悩みをまた誰かが持つだけです。

 一人ひとりの力では、出来ることは限られていますし、社会という大きなものはなかなか動かないもの、と諦めてしまいがちですが、「声にすること」が結局、社会の転換点を作ることに繋がるのです。あるいは、社会の悪い意味での転換を防ぐことになっていきます。
 そして、同じ悩みを持つ人と手を取りあいながら、行動していくことが、「社会」を変える大きな力になるのだと信じてほしいのです。まずは勇気を出して、「声をあげる」ことから始めてみましょう。
(平成29年2月取材)

この記事についてのお問い合わせ

青少年・男女共同参画課
男女共同参画グループ
電話:017-734-9228  FAX:017-734-8050

この記事をシェアする

  • facebook
  • twitter
  • googleplus
  • LINE

フォローする

  • facebook
  • twitter

みなさんの声を聞かせてください

このページの内容に満足しましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

送信前に確認

このページの県民満足度

県民満足度