あの世への入口?恐山(おそれざん)・仏ヶ浦(ほとけがうら)
下北半島(しもきたはんとう)にある恐山(おそれざん)は、「日本三大霊場(にほんさんだいれいじょう)」として有名だよ。
道ばたには小石がつまれ、風車(かざぐるま)が回っていたり、「賽の河原(さいのかわら)」、「地獄谷(じごくだに)」、「血の池(ちのいけ)」など、おそろしげな名前がついていたりと、この世ではなかなか出会えない風景が広がっているんだ。
恐山は年2回の恐山大祭(おそれざんたいさい)のときに行われる「イタコの口寄せ(くちよせ)」でも有名だよ。イタコとは、死んだ人の魂(たましい)を自分に乗りうつらせて、死んだ人の言葉を語る女の人のことで、大祭のときはたくさんの人でにぎわうよ。
同じ下北半島の仏ヶ浦(ほとけがうら)では、変わった形の巨大な岩が、約2キロメートルも続いているんだ。
それぞれの岩や浜などに「如来(にょらい)の首」、「五百羅漢(ごひゃくらかん)」、「蓮華岩(れんげいわ)」、「極楽浜(ごくらくはま)」などの名前がついているとおり、極楽浄土(ごくらくじょうど)を思わせるよ。
歌人(かじん)の大町桂月(おおまちけいげつ)も、仏ヶ浦を見て、このようなものは人間ではとてもつくりようがないと思ったのか、「神のわざ 鬼の手づくり 仏宇陀(ほとけうた:仏ヶ浦の昔のよび名) 人の世ならぬ 処(ところ)なりけり」という歌を残しているんだ。




