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更新日付:2016年11月30日 統計分析課

よくわかる統計トピックス

 「よくわかる統計トピックス」では、最新の統計情報をもとに統計の活用方法、見方などについて分かりやすく解説をつけ、簡単にまとめたものを毎月随時掲載していきます。

【平成26年度、平成27年度に公表したトピックスをまとめて冊子にしました。下記からダウンロードできますので御利用ください。】

誰でも分かる!鉱工業生産指数講座

図1


新聞とかニュースで見かける「鉱工業生産指数」ってどういうものなんだろう?
「鉱工業生産指数」とは
鉱業・製造業を営む企業が、どれだけ製品を生産したかを表す数量指数であり、基準を100として、ある月の生産量が基準に対してどれだけ増減しているかを比率の形で示したものです。
(現在の基準:平成22年1~12月の生産量の平均値を100としています)
例えば:「パン」の場合
pan
基準=300千個/月
11月=240千個/月 → 11月の指数 240÷300=0.8

基準=100とすると、11月のパンの鉱工業生産指数は80
図2


どうしてこの指数が重要なの?
鉱工業生産指数が注目される理由は、以下のとおりです。
(1)経済活動に占める割合が大きいこと
鉱工業と関連産業のGDPに占める割合は「約4割」と大きく、鉱工業の経済全体に及ぼす影響が大きいことがいえます。

(2)速報性があること
当月の結果は翌月末(青森県は翌々月末)に速報値として公表されるため、足下の景気動向を素早く把握するために広く利用されています。

(3)景気の動きに敏感なこと
一般的に景気が上向くと消費が盛んになるため、製品の生産も増加します。サービス業などは鉱工業に比べ大きな変動は示さないため、鉱工業生産指数の変化から景気の動向やGDPの変化方向を読み取ることができます。
図3


公表された結果をみてみよう!
下図は平成28年8月分の青森県鉱工業生産指数(速報)からの抜粋です。青森県では毎月末に前々月の指数を公表しており、本結果は10月31日に公表済みです。

平成28年8月の青森県鉱工業生産指数は、季節調整済指数が105.4(前月比10.6%の低下)、原指数は103.0(前年同月比0.1%の上昇)となりました。ここ数年は青森県、全国、東北のいずれも一進一退の傾向が続いています。

下図の結果を見て頂けると分かる通り、鉱工業生産指数の作成・公表は、青森県や全国だけでなく、各地区(関東、東北など)および各都道府県でも行われています。採用品目が異なるため単純な比較はできませんが、鉱工業が地域経済に占める割合が大きいのは全国共通です。

※「原指数」とは、毎月の実績値から計算した指数(前述のパンの指数は原指数)。
 季節による変動が含まれるため、主に「前年同月」の結果と比較をします。

※「季節調整済指数」とは、原指数から季節による変動を取り除いたもの。
 「前月」と比較することができ、足下の経済動向をよりわかりやすく把握することができます。

グラフ1
図4


どのくらい昔からあるものなの?
鉱工業生産指数の最初の公表は、昭和9年公表の昭和5年1月基準でした。その後、基準改定と内容の改善を重ね、昭和30年基準指数をもって現在の作成方式がほぼ確立しました。以後は5年毎に基準改定を行い、現在の平成22年基準指数に至っています。

下図は全国の鉱工業生産指数の推移です。経済産業省では、平成22年を基準(=100)として、昭和28年から平成27年までの原指数を公表しています。

昭和30年からの高度経済成長期では右肩上がりで指数が上昇していましたが、第一次石油ショックの影響を受け昭和49年、50年には大きく低下しています。その後、徐々に回復し、バブル景気後半には100を上回る結果を示していました。しかし、バブル崩壊後は指数も急低下し、一進一退を繰り返し、その後緩やかに上昇していましたが、リーマンショックと東日本大震災の影響を受け、現在では100をやや下回る水準で推移しています。

このように、鉱工業生産指数は景気の動向を敏感に反映していることが分かります。
グラフ2
図5


なるほど!
今回は、鉱工業生産指数の概要について触れました。指数の名前だけ見ると難しそうに見えますが、中身は意外に簡単なものだということはご理解いただけたでしょうか?これらの内容を知っているだけでも、鉱工業生産指数に関する新聞やニュースをより理解することができると思います。
もっと詳しく知りたい方は、青森県ホームページ「よく分かる統計トピックス 平成26年1月号」をご覧ください。実際の指数の算出方法やその考え方について、より詳しく学ぶことができます。

青森県ホームページ よく分かる統計トピックス
http://www.pref.aomori.lg.jp/kensei/tokei/toukei_topics201406_1.html
参考WEB サイト
○青森県統計データランド
http://www.pref.aomori.lg.jp/kensei/tokei/dataland.html

○経済産業省(鉱工業指数)
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/iip/index.html

○東北経済産業局(東北地域鉱工業生産動向)
http://www.tohoku.meti.go.jp/cyosa/tokei/iip.html

過去の統計トピックス

「平成27年度版よくわかる統計トピックス」が冊子になりました

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統計分析課 統計情報分析グループ
電話:017-734-9166  FAX:017-734-8038

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