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更新日付:2016年6月30日 統計分析課

よくわかる統計トピックス

 「よくわかる統計トピックス」では、最新の統計情報をもとに統計の活用方法、見方などについて分かりやすく解説をつけ、簡単にまとめたものを毎月随時掲載していきます。 【平成26年度、平成27年度に公表したトピックスをまとめて冊子にしました。下記からダウンロードできますので御利用ください。】

統計によって人口は変わるの?-人口統計のいろいろ-

 ニュースや新聞で青森県の人口が130万人を割ったと知ったQさん、青森県の人口のことに興味を持ち、物知りのAさんに聞いてみることにしました。 

Q:この人口はどうやって出しているのですか?
A:国勢調査で得られた人口に、市町村から県に毎月報告される住民基本台帳の移動数を足し引きして算出しています。県では、毎月、それを「青森県の推計人口」として公表しています。平成28年3月の移動数が反映された平成28年4月1日現在の人口が129万7762人となりました。
Q:なぜ、そういう方法を取っているのですか?
A:まず、国勢調査から説明しましょう。国勢調査は5年に1度、我が国に住んでいるすべての人と世帯を対象に総務省が行っている調査で、調査票を各家庭に届けて実施しています。調査票や国勢調査マスコットキャラクターのセンサスくんとみらいちゃんを見たことはないかな?
国勢調査の結果は国政選挙の区割りの基準や国から地方公共団体に交付されるお金を算出する基準などに使われます。また、行政施策、学術研究にも利用される日本で一番重要な調査です。
でも、国勢調査は、①データの集計に膨大な時間を必要とする、②大規模な調査であるため、調査に多額のお金がかかる、などの理由もあり、5年に1度の実施となっています。
そのため、国勢調査と国勢調査の間の人口の状況を把握する調査を実施しています。
Q:それが、さっき話してくれた、市町村から県に毎月報告される住民基本台帳の移動数を足し引きして推計人口を出しているということなのですね。
A: そうです。その調査を「青森県人口移動統計調査」といい、県ではその調査を独自に行っています。

Q:国はなにか調査をしていますか?
A:総務省では、毎月、毎年の人口状況を把握するために「人口推計」を作成・公表しています。これは、最新の国勢調査の人口に出生数、死亡数、出入国者数を足し引きして算出しているものです。

Q:同じように感じるけれど、「人口推計」と「青森県人口移動統計調査」の違いは何ですか?
A:国勢調査の人口を基準としているのはどちらも同じですが、大きく違うのは次の2点です。
「人口推計」は、厚生労働省がまとめている「人口動態統計」から出生数・死亡数を、法務省がまとめている「出入国管理統計」から出入国者数を国勢調査人口に足し引きして総務省が作成しています。さらに都道府県別人口の推計を出す際には、住民基本台帳人口移動報告を使って都道府県間の転出入者数を算出しています。一方、「青森県人口移動統計調査」では市町村が住民基本台帳の移動を基にまとめた出生、死亡、転入出の数を足し引きしています。つまり、人口を算出するための材料と推計方法が違うのです。
  もう一つ違う点は、「人口推計」は発生主義ですが、「青森県人口移動統計調査」は届出主義であるというところです。

Q:発生主義と届出主義? また、難しい言葉が出てきましたね。
A:例えば、平成27年12月31日に生まれた赤ちゃんの出生届を平成28年1月4日に提出したとします。この場合、発生主義では、平成27年12月に出生したとカウントしますが、届出主義では、出生届が提出された平成28年1月に出生したとカウントします。

Q:なるほど、そのような違いがあるのですね。でも、いろんな統計の名称が出てきて、混乱してしまいます。
A:たしかに似たような調査がたくさんあるので混乱してしまうかも知れませんね。しかし、それぞれが目的を持って行われている調査です。それらを整理すると、次のようになります。人口の話題を目にしたときは、どんな調査で出されたデータなのか注意して見るようにしてください。
Q:人口をどのように調べているか、ということはわかりました。それでは次に、青森県の人口がどのように変わってきたかを教えてください。
A:わかりました。では、次に示すグラフ1を見てください。
A:これは青森県の人口の推移を示したグラフです。国勢調査と青森県人口移動統計調査から作ったものです。棒グラフは青森県の総人口、青の折れ線グラフは15歳未満である年少人口の割合、緑の折れ線グラフは15歳から64歳までの生産年齢人口の割合、赤の折れ線グラフは65歳以上である老年人口の割合を表しています。このグラフを見て分かるように、青森県の人口は年々確実に減少しています。また、年少人口の割合が減少し、老年人口の割合が増加しています。

Q:平成7、8年頃から人口が減り続けていますね。どうして人口は減り続けているのかな?
A:では、人口減少の理由を探るために「自然増減」と「社会増減」という観点でグラフを見てみましょう。
Q:自然増減と社会増減って何ですか?
A:自然増減とは、出生や死亡による人口の増減のことで、社会増減とは、就職や転勤、進学などの理由によって県内外を移動する人口の増減のことです。
A:これは、人口動態統計を使って作ったグラフです。青の棒グラフは出生数、赤の棒グラフは死亡数、折れ線グラフは自然増減数を表しています。このグラフから、平成11年を境に自然増減数が常にマイナス値となっていることがわかります。これは生まれてくる人口数よりも死亡する人口数の方が多いことを示しています。
A:これは、住民基本台帳人口移動報告を基に作ったグラフです。赤の棒グラフは県外から県内へ転入した人口数、青の棒グラフは県内から県外へ転出した人口数、折れ線グラフは社会増減数を示しています。このグラフから、社会増減は常にマイナスの値となっていることが分かります。つまり、県外へ転出する人が多いということです。
Q:自然増減と社会増減どちらもマイナスだから、青森県の人口が減り続けているのですね。

A:人口減少は青森県にとって最重要課題です。人口減少は働く人が減ることでもあり、そのことにより青森県の経済も小さくなっていくことが想定されています。でも、Qさん達の力が青森県の未来を変えていくと期待しています。
Q:わかりました。ありがとうございました!
A:こちらこそ、ありがとうございました。


ここまでお読みくださった皆さん、ありがとうございました。
青森県の人口は、県ホームページ(統計データランド)でご覧ください。

http://www.pref.aomori.lg.jp/kensei/tokei/toukei-ichiran.html

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統計分析課 人口労働統計グループ
電話:017-734-9169  FAX:017-734-8038

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