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更新日付:2016年2月18日 統計分析課

「統計データを企業の経営戦略やマーケティングに活かす取組」とその関連情報をお知らせします

 多種多様な統計情報の分析は、マーケティングや経営戦略を練る上でとても有効であり、企業の競争力強化と雇用の創出・拡大にもつながることが期待されています。
 青森県では、県内企業における統計情報の利活用の実践やそのための人財育成を図ることを目的に、本事業を26年度から2か年かけて実施しました。
 セミナー参加者、実用化に取り組んだ企業関係者の方々からは、「統計データを今後の経営戦略やマーケティングに活用していきたい」、「もっと統計についての勉強が必要と感じた」などといった意欲的な声が多く聞かれました。
 この取組については、統計トピックス平成28年1月号「統計データを企業の経営戦略やマーケティングに活かす」[779KB]で取りまとめていますので、御興味のある方は御覧ください。

<おススメ情報1>
 総務省統計局が提供するデータサイエンス・オンライン講座「社会人のためのデータサイエンス演習」が平成28年4月19日に開講されます。受講料無料となっておりますので、統計力を身につけたい方はこの機会にぜひ御参加ください。 リーフレットも御覧ください。[2250KB]

<おススメ情報2>
 独立行政法人科学技術振興機構が提供する算数・数学の資料の活用やデータの分析のための「科学の道具箱」では、統計グラフソフトや分析の流れを動画で解説するなど、小学生、中学・高校生向けに分かりやすく学習できるサイトとなっておりますので、統計に自信のない社会人の方も御利用ください。 パンフレットも御覧ください。[2548KB]

1 人財育成に向けた取組(終了)

 導入的なセミナー(第1回セミナー)として、平成26年7月29日青森市において、「統計学が最強の学問である」の著者 西内 啓(にしうち ひろむ)氏を講師に、県内企業関係者等を対象にして、統計の基礎的知識から実際の企業等での実例を基にした活用方法を習得するセミナーを開催しました。
 実践的なセミナー(第2回セミナー)としては、同年8月27日青森会場、9月8日八戸会場、9月9日弘前会場において、統計教育や企業向け統計データ活用の普及を行っている専門家を講師にセミナーを開催しました。
■第1回セミナーの開催状況(終了)
 従来、統計学やデータ分析は難しい数式やデータを扱う専門的なものと思われてきました。しかし近年、ビジネスの現場やマネジメントの立場でもこの分野の基礎理解とスキルが大きなビジネスチャンスに繋がるようになっています。
 多くの企業において顧客や従業員の行動履歴や特性を示すデータは日々集積され、これを適切に活かせばより有利な経営判断や施策、事業創出につなげることができるはずです。 
 しかしながら、残念なことに「どう分析するか」についての統計学の専門書は数多存在していても「何を分析するか」「分析結果をどう活かすか」という点についての知識はまだまだ日本に普及していません。
第1回セミナー会場写真
 このセミナーでは、統計家 西内 啓 氏から青森県のビジネスマンのために、統計学の基礎とデータ分析のノウハウ、実践事例を多数紹介していただきました。
■第2回セミナーの開催状況(終了)
●株式会社ブレインパッド アナリティクスサービス本部 シニアデータサイエンティスト 新井田 信彦 氏(現 退社)
 PPDACサイクル(*)の最初の行程である問題提起をスモールスタートかつ、正しい設定ができれば、統計データの利活用に結びつきやすい。
 ・スモールスタートにすることで実現可能性が向上する。
 ・ビジネスから逆引きすることで、正しい問題提起ができ、実施すべき分析やマシンラーニングといった高度な分析にも展開できる。

* Problem(問題)、Plan(計画)、Data(データ)、Analysis(分析)、Conclusion(結論)のプロセスを順に実施するビジネスサイクルのこと。
●立教大学経営学部経営学科 教授 山口 和範 氏
 統計的思考力とは、
 ・不確実性を伴う諸現象をデータのバラツキで捉え、分布として記述し、解釈する力
 ・分布に基づいた推測方式の概念を理解し、諸種の文脈の下で実践的に応用する力
 ・データの収集、記述、推測に基づく一連の問題解決型のプロセスを習得し、知識の創出というアクションに繋げる力
 である。
●立教大学経済学部 同大学社会情報教育研究センター 教授 菊地 進 氏 (現 同大学名誉教授)
 ビジネスで関心があるのは個体情報であり、公的統計は集計情報で公表されているものの、個体情報は秘匿となっている。
 個体情報と集計情報をいかに融合するのか、統計行政や利用する民間側に必要な努力は何か。
 まずは、統計行政の現状を理解することから始めよう。
●KPMGコンサルティング株式会社 ディレクター 林 泰弘 氏
 データ分析の成功の要諦にマネジメント能力がある。
 この能力は、
 ・ビジネス上の課題を正確に理解し、積極的に探究できること
 ・製品やサービスについて社内外の関係者と意見交換ができること
 ・経営者と分析者双方と円滑なコミュニケーションがとれること
 ・ビジネス上の制約とコストを見積もることができること
 である。
●首都大学東京大学院 社会科学研究科経営学専攻 准教授 中山 厚穂 氏
 調査企画の立て方とは、
 ・マーケティング活動の一連のプロセスの中で発生する「マーケティング課題」を見つけること
 ・調査結果を用いて何をしたいのか「調査目的」を明らかにすること
 ・調査によって何を知りたいのか、調査目的を実現するために必要な情報となる「調査課題」を明確にすること
 といった一連の過程が前提であり、基礎統計量の理解が必要である。
●松山大学 経済学部経済学科 准教授 櫻本 健 氏 (現 立教大学経済学部准教授)
 一般に経済成長率は、生産性の向上、労働人口の増加の2要素が重視される。
 経済の活性化には人口が必要で、先進国が経済規模を維持し、人口を確保するためには出生率の回復と海外移住者の受け入れが必要になる。
 青森県においても人口予測を踏まえ、今地元にいる若者人口を少しでも流出させない取り組みが必要となる。
  • 青森会場
  • 八戸会場
  • 弘前会場

2 コンサルティングによる事例創出と普及促進に向けた取組(終了)

 実践的な取組として、セミナー参加企業を中心に、経営コンサルタント派遣を希望する事業者を募集し、平成26年10月にサービス業の企業2社を採択しました。
 これらの企業においては、平成26、27年度に各2回、計4回程度のコンサルティングを実施し、統計情報のビジネスへの利活用を目指して取り組んでいただき、平成27年10月には、これら企業による成果報告会を開催しました。
 県では、これらの取組を通じて、県内企業の方々に統計データをさらに利活用していただけるよう普及促進に努めました。

 <参考>募集要項(PDF)
■採択された企業の取組(終了)
●イマジン株式会社(青森市)

 ホテル、結婚式場、レストランを経営する企業です。
 新規出店に係る候補地検討のための市場調査、ブライダル事業の告知や集客活動に統計データを活用し、今後のマーケティングや経営戦略に活かすことを目標にして、KPMGコンサルティング株式会社 林 泰弘 ディレクターの御指導により取り組みました。

イマジン株式会社(ホームページ)
●The企画エルサーチ株式会社(青森市)

 各種調査・商品開発企画等を行う企業です。
 平成26年新たに立ち上げた女性起業支援業務において、調査データの解析等に統計手法を活用し、今後の企業活動を進める上での経営展開に活かすことを目標にして、首都大学東京大学院社会科学研究科経営学専攻 中山 厚穂 准教授の御指導により取り組みました。

The企画エルサーチ株式会社(ホームページ)
■成果報告会(終了)
成果報告会会場写真
 コンサルタントの指導のもと統計データの利活用に取り組んだ県内企業の取組事例の報告等を内容とする事業成果報告会(セミナー)を、平成27年10月20日青森市において開催しました。
 当日は、基調講演、取組事例の報告、ミニ講義のほか、名刺交換、ワンポイント相談会も行いました。
●立教大学副総長 経営学部教授 山口 和範 氏
 グローバル化の進展やICT技術の急速な発展、さらには大変革時代と称されるいま、情報の活用力が求められています。
 ビッグデータの持つ意味、その可能性、さらには統計学が果たすべき役割について考えながら、ビジネスでの活用についてふれていただき、参加者の皆さんが、この時代の新たな統計学の枠組みを知り、ビジネスの現場での活用をイメージできる内容で、御講演いただきました。
●KPMGコンサルティング株式会社 ディレクター 林 泰弘 氏
 統計データを活用する効果の1つは、事実関係を客観的にとらえることができることです。事実関係を客観的にとらえることで意思決定に誰もが参加しやすくなり、多様なアイディアを集めることができます。マイナンバーの活用が始まることから個人情報保護、プライバシー保護対策の重要性が高まっています。安全、安心を消費者に対して説明できることが競争優位をもたらします。
 これら統計データを活用する上での成功のポイントについて、事例をもとに分かりやすく御紹介いただきました。

3 協力機関

4 統計利活用に役立つ情報サイト

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統計分析課 統計情報分析グループ
電話:017-734-9166  FAX:017-734-8038

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