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更新日付:2023年5月1日

青森県の産業(農林水産業)

青森県は、全国の中でも、農林水産業が盛んな県です。

バランスのよい「農林水産業産出額」

農林水産業は青森県の基幹産業となっており、令和2年の農林水産業産出額は3,812億です。
各品目がバランスよく生産されているのが特徴です。

青森県の農林水産業産出額3812億円(令和2年)
(出典)
農畜産:農林水産省生産農業所得統計
林 産:農林水産省林業産出額及び県林政課調べ
水 産:農林水産省漁業産出額

全国上位に位置する「食料自給率」

青森県の食料自給率は、カロリーベース・生産額ベースともに全国上位に位置しており、日本の食を支える国内有数の食料供給県となっています。

青森県のカロリーベース125%(全国4位)、青森県の生産額ベースは250%(全国3位)
出典:農林水産省 食料需給表(令和2年度)

多様で豊富な「農林水産物」

青森県の農林水産業では、全国トップの生産量を誇るりんごやにんにく、ごぼうなどの農畜産物のほか、ヒバやスギなどの林産物、アカイカやホタテガイなどの水産物といった、多様で豊富な農林水産物が生産されています。

本県の代表的な農林水産物の一覧画像
(出典)
農林水産省 作物統計、畜産統計(令和2年度)
漁業・養殖業生産統計(令和3年度)
県林政課 青森県森林資源統計書(令和2年度)

あおもりの美味しいお米

青天の霹靂
青天の霹靂
平成27年秋にデビューし、津軽中央地域・津軽西北地域の特に良食味生産が可能な水田で作付けされています。晴れわたった空に突如として現れる稲妻のような鮮烈な存在になりたいとの思いから名付けられました。ほどよいツヤと柔らかな白さ、粘りとキレのバランスがいい上品な甘みの残る味わいが特徴で、青森県初の特Aを取得した品種としてブランドを確立しているあおもり米のエースです。
まっしぐら
平成18年秋にデビューし、津軽西北地域・県南地域などで作付けされています。食味・品質の追求に「まっしぐら」に、そして生真面目に取り組んでいく気持ちを込めて名付けられました。食味に優れ、収量性が高いほか、耐病性が強いことから、県内で最も生産量が多いお米です。
つがるロマン
平成9年にデビューし、津軽中央地域を中心に作付けされています。稲作生産者の情熱とロマンを込めて名付けられました。味や粘りなど全体のバランスが良いお米です。
はれわたり
はれわたり
令和5年に全国デビューを控える、あおもり米の新たな仲間です。県産米の未来が拓け、生産者の気持ちも明るく晴れやかにさせる存在となることを願う気持ちを込めて名付けられました。これまでの県産米にはない粘りや甘さが特徴です。

青森りんごのお話

県庁のりんご

写真:県庁前庭のりんごの木
 りんごの原産地は、中央アジアのコーカサス山脈と、中国の天山山脈を中心とした山岳地帯と考えられており、日本には、明治4年(1871年)に入ってきました。
 明治8年(1875年)春、当時の内務省勧業寮から青森県に3本の苗木が配布され、青森県庁構内に栽植されたのが青森りんごの始まりです。
 現在も県庁前庭には、10品種13本のりんごの木(令和2年11月時点)が並んでおり、春には可憐な花を咲かせ、秋には実をたわわに実らせ、来庁者の目を喜ばせています。
写真:県庁前庭のりんごの実
 これらのりんごの木の間には、記念碑がひっそりと鎮座しています。これは、県のりんご百年記念事業において、昭和50年(1975年)に初めてりんごが植栽された場所に建てられたもので、「先輩の健闘万年を受継ぎて、われら拓かん りんご新時代」という言葉が刻まれています。
 毎年秋には、この県庁前庭で、福祉施設の子どもたちを招いて収穫祭が行われます。

地方独立行政法人青森県産業技術センター りんご研究所

写真:りんご史料館
 黒石市の地方独立行政法人青森県産業技術センターりんご研究所は、日本で唯一のりんごの試験研究機関です。昭和6年(1931年)に設立されて以来、ここでは、りんごをはじめとした果樹の試験研究が行われています。
 試験場の園内にある「りんご史料館」は、英国のイースト・モーリング研究所を模して建てられた旧試験場本館で、現在は、りんごの歴史や品種などについて展示する史料館となっています。

りんご史料館
(黒石市大字牡丹平字福民24 電話 0172-52-2331)

ふじのお話

写真
早生ふじ
 ふじの枝変わりや交雑実生で、ひろさきふじ、紅将軍、昴林、涼香の季節などがあります。
 外見、食味ともふじに似ていますが、ふじより約1か月程度早く収穫できるふじの早熟系統です。
 10月に販売されます。
※写真はひろさきふじです。
写真
ふじ(無袋・有袋)
 日本を始め世界で最も多く作られている品種です。大きさは350グラム程度で、濃い紅色の縞が入ります。
 無袋のサンふじは、果汁が多く蜜が入り、甘く、収穫期の11月上旬から3月に販売されます。有袋ふじは、着色と貯蔵性に優れ、主に4月〜8月に販売されます。
※写真はサンふじ(無袋)です。

林業

 青森県の森林面積は、約63万ヘクタールで、県土の約66パーセントを占めています。
 津軽・下北両半島のヒバ、八甲田山や白神山地のブナ、県南地方のアカマツなど、地域によって特徴的な樹種が生育しており、約20万ヘクタールの面積を有するスギは、県内全域で生育しています。
 県では、本県の豊かな森林の有する多面的機能が持続的に発揮されるよう、ヒバや広葉樹などの植林による多様な森づくり、地域の特性を生かした林業・木材産業の振興、人と環境にやさしい木材の利用促進に努めています。

青森県の木

ブナ
 八甲田山や白神山地に多く生育し、特に、白神山地の原始性の高いブナ天然林は、東アジア最大級といわれています。
 水を蓄える力がとても大きく、水源かん養機能や地表浸食防止機能などの公益的機能が高いほか、青森県の美しい自然を形成する源にもなっています。
 工芸品や高級家具の材料として利用されています。
ヒバ
 津軽・下北両半島に多く生育しており、その資源量は日本一です。
 木肌が美しく、抗菌性に優れていて、日本三大美林の一つに数えられています。
 一般住宅のほか、お寺や神社などの建築材としても利用されています。
スギ
 県内に一番多く生育している木で、人工林面積は全国第4位となっています。
 住宅の構造材や内装材のほか、最近では合板などにも利用されています。
アカマツ
 県南地方に多く生育しています。
 強度が高いことから、住宅の梁や杭に多く使われるほか、火力が強いことから窯業にも使われます。

水産業

 本県は、三方を海に囲まれ、また、内湾である陸奥湾を有し、その海岸線は青森・東京間の距離とほぼ同じ約800キロメートルにも及びます。
 日本海を対馬暖流が北上し、太平洋では対馬暖流から分かれて津軽海峡を通ってきた津軽暖流と、親潮(寒流)、黒潮(暖流)がぶつかり合っています。
 このため、暖流、寒流の潮で異なる様々な種類の魚が獲れるとともに、ぶつかり合う潮目ではプランクトンが発生し、これを餌とする多くの魚が集まるため、優れた漁場となっています。
 また、周囲を陸で囲まれ、大きな時化が少ない陸奥湾では、ホタテガイの養殖が盛んに行われています。
 このように、本県ではそれぞれの海域特性を生かした漁業が盛んに営まれており、また、安定した漁業が営めるように、ホタテガイの養殖やサケ・ヒラメ・アワビなどの種苗を放流する「つくり育てる漁業」、ヒラメ・カレイなどの漁獲サイズや漁獲方法を管理する「資源管理」を推進しています。
主な水産物の全国順位(令和3年)
区分 順位 漁獲量・収穫量
(t)
全国に占める割合
(%)
ホタテガイ 第2位 78,948 15.2
ヒラメ 第2位 760 13.1
イカ類 第1位 11,721 18.4
ワカサギ 第2位 195 28.4
シラウオ 第1位 189 50.4
シジミ 第2位 2,289 25.4
(出典:農林水産省令和3年漁業・養殖業生産統計)

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この記事についてのお問い合わせ

農林水産部農林水産政策課
電話:017-734-9457  FAX:017-734-8133

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