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更新日付:2023年5月1日

青森県の文化(郷土料理)

青森県の郷土料理

けの汁(粥の汁)

写真:けの汁
 “津軽の七草粥”ともいわれ、津軽の人々に親しまれてきた郷土料理。
 大根、人参、ごぼう等の野菜類、ふき、わらびなどの山菜類、油揚げ、凍み豆腐などを細かく刻んで煮込み、味噌で味付けした汁物です。昔は、大鍋にたくさん作り、何日間も温め直して食べました。“け”とは“粥”がなまったもの。

いちご煮

写真:いちご煮
 ウニとアワビを使い潮汁に仕立てたお吸い物で、階上町の郷土料理。
 昔は、階上町の漁家では日常的に食べられていましたが、現在ではハレの日や祝いの席で食べられます。乳白色のスープに沈むウニの姿が、朝霧の中にかすむ野いちごのように見えることからこの名が付けられたといわれています。

ひっつみ

写真:ひっつみ
 鶏肉、野菜、山菜などの具をたっぷり入れただし汁に、小麦粉をこねたものをちぎって入れ煮込んで食べる料理。地域によっては、具に蟹を入れたり、生地に長いもを入れるなど、バリエーションが豊富です。かぼちゃや小豆汁で甘口に仕立て、おやつとして食べることもあります。昔は、米がとれないときの代用食として食べられていました。

ホタテ貝焼き味噌

写真:貝焼き味噌
 大きなホタテの貝殻を鍋代わりにして、だし汁にみそと卵を溶いて煮込む郷土料理。
 地域によっては、白身魚やホタテも入れます。津軽では“貝焼(かいや)き味噌”、下北では“みそ貝焼き(かやき)”と呼ばれています。昔は、卵が貴重品であったことから、産後や病後などに栄養をつけるために作る特別なものでした。

べごもち(べこもち)

写真:べごもち
 端午の節句によく作られたお菓子です。
 昔は草を束ねたような“タバネ”模様だけで、色も白と黒の2色でしたが、現在は、自然の食品の色で絵に描いたような美しく芸術的な模様となってその技術が受け継がれています。名前の由来は、
・餅を作る過程で牛の背中のように丸めるから
・黒砂糖と白砂糖の組み合わせが牛のまだら模様に似ているから
等の諸説があります。

八戸せんべい汁

写真:八戸せんべい汁
 鶏肉や野菜、きのこなどの具をたっぷり入れただし汁に、南部せんべいを割り入れて煮込んで食べる八戸地方の料理。せんべいは汁物専用に作られたもので、煮込むと独特の食感があります。昔は、村の青年たちの集まりや山仕事の時に作って食べた野外料理でしたが、平成18年、ご当地グルメの火付け役となり、提供店舗も増えました。

鱈のじゃっぱ汁

写真:鱈のじゃっぱ汁
 青森の冬を代表する魚・たらを“じゃっぱ(アラ)”まで使い、大根やにんじんと一緒に煮込み、味噌や塩で味付けした青森の代表的な郷土料理。栄養価が高く、寒い冬に心身ともに温まる津軽の正月料理に欠かせない一品です。昔は、大きな鱈を一匹まるごと買い、年越し料理の一切を調えました。

けいらん

写真:けいらん
 卵の形をしたあんこ入りのだんごにしょうゆ味の汁をかけた汁物。
 甘いあんとしょうゆという組み合わせが、絶妙にマッチしています。
 “けいらん”の名前は、その名の通り、団子の白さと形が“鶏卵”に似ているから。
下北地方の冠婚葬祭には欠かせない料理の一つです。

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