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更新日付:2012年8月27日 学校教育課

第1回青森県立高等学校入学者選抜研究協議会の概要

1 日時 平成24年7月2日(月) 13:30~15:30
2 会場 青森市「ウェディングプラザ アラスカ 地下1階 サファイア」
3 委員氏名(50音順)
相 川 順 子(青森県高等学校PTA連合会会長)
小 川 伸 悦(青森県立青森高等学校校長)
古 山 哲 司(青森県立弘前高等学校校長)
佐々木 俊 介(公立大学法人青森公立大学教授)
佐 藤 江里子(青森県PTA連合会母親委員会委員長)
鈴 木 美 香(青森県PTA連合会母親委員会副委員長)
住 吉 治 彦(青森県高等学校PTA連合会副会長)
高 橋   順(青森県立五所川原工業高等学校校長)
谷 崎 嘉 治(青森県立青森工業高等学校教諭)
月 永 良 彦(青森市教育委員会教育長)
中 道 博 章(八戸市立第二中学校教諭)
原     朗(青森市立油川中学校校長)
戸 来 忠 雄(八戸市立東中学校校長)
益 川   毅(青森県PTA連合会会長)
三 上 純 一(青森大学教授)
八 嶋 成 一(学校法人東奥義塾高等学校校長)
山 形 明 雄(弘前市立第五中学校校長)
山 上   肇(青森市立浜田小学校校長)
*三上純一委員、月永良彦委員、山上肇委員は欠席
4 次第
(1)開会
(2)教育長あいさつ
(3)委員自己紹介
(4)設置要項説明
(5)長及び副会長の選出
(6)会長及び副会長あいさつ
(7)専門委員会委員長及び副委員長の選出
(8)研究協議
(9)その他
(10)閉会
5 会長及び副会長の選出
会 長:佐々木 俊 介(公立大学法人青森公立大学教授)
副会長:古 山 哲 司(青森県立弘前高等学校校長)
6 専門委員会委員長及び副委員長の選出
委 員 長:古 山 哲 司(青森県立弘前高等学校校長)
副委員長:原     朗(青森市立油川中学校校長)
7 協議内容(発言要旨)
協議題「現行制度の実施状況(成果と課題)について」
(受検機会、選抜日程、選抜方法の3つの観点で協議を実施)

(1)受検機会の複数化に関すること
・国の方針によるものであり、時代の必然でやむを得ないのではないか。
・生徒は2回受けられる安心感よりも、落とされることへの不安や、落とされたことへの不満を感じているのではないか。
・前期不合格の場合については、中学校から事前説明もあり、親としては覚悟ができている。中学校の先生のケアもあり、親の立場から複数回の受検機会は賛成に値する。
・ほとんどの学校は前期90%で、学力検査での選抜が中心となっている。あえて機会の複数化のために、前後期選抜を無理な形で行わなくてもよいのではないか。
・流れの中で導入された制度であるため、それはそれで受け止めなければいけないと感じている。

(2)受検生の精神的な部分に関すること
・受検機会の複数化は聞こえとしてはいいが、前後期とも不合格になった生徒の精神的なダメージは非常に大きい。
・後期で県立高校に入学してきた生徒は、前期で自分は落とされたという気持ちを持っており、その状態を引きずったまま入学してくる生徒が多い。
・前後期二度不合格になって私立高校に入学してきた生徒は、前期に一度だけ不合格になって入学してきた生徒よりも、精神的ショックが大きい。
・私立高校の保護者は、気持ちが沈み、陰にいるような気持ちで入学式に臨んでいるという声を聞く。公立高校についても、前期で合格した生徒の保護者と後期で合格した生徒の保護者の間で、気持ちの面に微妙な違いがあるという話が出ている。
・私立高校に入学してくる生徒と保護者のケアには、数か月かかる。私立高校は辞める生徒も多く、保護者の気持ちも沈んでおり、ケアできない状況の方もいる。

(3)募集割合に関すること
・中学校が後期試験に向けて指導しても、後期の募集割合が少なく、非常に高い倍率となる。本当に受検機会の複数化につながっているのか疑問である。
・現在の前後期の募集枠では、生徒はどこに軸を置いて自分が入りたい学校を狙ったらよいか定めにくく、心許ない状況で受検機会の複数化が図られている。
・あまりにも前期の枠が大きく、後期で合格できる機会が少ない。前後期の枠の割合を変えた方がよいと感じている。
・後期の出願が専門学科に集中した場合、本当にその学科に行きたい生徒たちが気の毒である。前後期の割合を見直し、後期の募集人員を増やして欲しい。
・10%という後期の募集割合が、二度チャンスがあるといえる数字なのかという声をよく聞く。本当に生徒が安心して受検できるような、複数の受検機会を検討して欲しい。

(4)選抜日程に関すること
・中学校では、前期不合格者だった生徒を後期に向けて指導するが、後期までの日数が短いため、立ち直るための十分な時間がなく、生徒は気持ちが定まらないまま後期の試験に臨んでいる。
・前期不合格の場合、後期はどうするのかということを、事前に生徒や保護者と話し合って準備をしているが、十分な話し合いや指導あるいは立ち直りの時間が与えられていない。
・後期の試験に向けた指導が、ほとんどできない場合が多いというのが現状である。

(5)進路指導に関すること
・一度不合格になった高校を後期にもう一度受検できるのは、精神的に強い生徒。一度不合格になった高校は、もう受検したくないという生徒もいる。県立高校はその学校にしか行きたくないので、後期を受検せず私立高校に行く場合もある。
・前期で他の高校を受検した生徒が、後期は進路変更して受検するため、前期不合格となった生徒が後期で同じ高校をもう一度受検しても、知る限りではほとんど合格していない。
・受検機会の複数化といっても、本当に入りたい学校から入りやすい学校へ変更している生徒もいる。一回の入試であれば本来合格できたのに、前期で不合格になり、後期は押し出しを食らって行きたい高校に入れないという生徒もいる。
・本来行きたかった高校と違う高校に後期で仕方なく入学しても、中には行かなくなる生徒もいると聞いている。保護者の間では、不本意な場合は無理に行かせない方がいいのではないかという意見もある。
・前後期二度不合格になった生徒に対して、私立高校の入学に向けて心のケアが十分にできない。入試をこなすことで終わってしまい、「高校に入って頑張れ」と気持ちを向ける指導がなかなかできない。

(6)選抜制度に関すること
・以前の推薦入学・一般選抜・再募集を3回の受検機会と捉えることはできなかったのか。
・再募集のあり方についても検討していただきたい。
・推薦制度は、限られた生徒しか受検の権利を得られなかったのが問題。公平性を保つために、誰でも推薦を受けられる「自己推薦」が一つの方向として挙げられる。
・今の入試制度の持つ意味合いは、学校によってそれぞれ異なる。特色化がはっきりしない、いわゆる進学校での特色化選抜について、一般の県民に分かりづらいという意見が多く寄せられていると思う。校種に応じてフレキシブルな改善ができれば、様々な問題が解決されるのではないか。
・前後期選抜における全国の一般的な発想は、前期に生徒の多様性を評価し、後期に学力選抜をするということである。青森県は確かな学力が必要だという意見から、募集割合の比重の高い前期に学力選抜を行うという全国初の入試制度ができた。
・自分自身は1回勝負の入試だったので、それはそれで悔いなく臨めたという印象があり、そういう経験をさせるのもよい。
・各高校がこういう生徒が欲しいというものを打ち出し、推薦の枠を設け、受けたい生徒が自己推薦で受検できるようなシステムがよいのではないか。

(7)入学者選抜制度に望むこと
・不合格になった生徒が、私立高校やその他の進路に進んでも、立ち直って頑張るという気持ちが持てる制度になればよい。
・親と中学校の先生方が、今の子どもたちをどう育てたいのか、そのために制度がどうあるべきなのかということを、育てる側の立場で受け止めるべきである。
・保護者アンケートの結果では、特色化選抜の維持を望む声が多く、明確なラインではないところで合格できればよいという考えが見える。親の都合ばかり聞き入れるのではなく、教育のプロとしての意見をしっかり集約していただい。
・今まで入学者選抜制度を改善するために、制度改革が進んできた。ただ、その都度、臨機応変な対応も必要である。
・人生はいろいろあるものであり、大事な人生の岐路で失敗したら、また「次に頑張るぞ」という気持ちにさせるのが大切である。それを15歳の時に分かるということが大事ではないか。
・高校入試は、子どもたちが将来どうしたいのか、人生をどのように生きたらよいか、生きがいや働くことがどうなのかということを学ぶ通過点である。入試が最終結果だと思われるような状況を作っているのではないか。

(8)その他
・制度が悪いということではなくて、募集人員がある以上、そこで頑張って厳しい競争を勝ち抜くという考え方も必要ではないか。
・全国的に入試制度が変わってきており、その情報が欲しい。全国の入試状況に関する資料を、専門委員会に準備していただくことを要望したい。
・実際に入試を受けた生徒たちからも、アンケートで実際どう思ったのか、どうして欲しいのかという意見が集約されればよい。
〔事務局から〕事務局で生徒に対するアンケート調査について検討したところ、不合格だった生徒の気持ちに配慮するという観点から、現段階では実施しないこととした。もし実施したいということであれば、実施方法や実施してよいのかどうかを含めて、協議会または専門委員会で検討していただきたい。

(9)まとめ
協議時間が不足のため、受検機会以外の選抜日程、選抜方法の協議が十分ではなかったことから、次回は引き続き現行制度の実施状況について協議を継続する。
8 専門委員会への調査・検討を依頼する事項
(1)全国の入試制度の動向に関する資料の提示
(2)現行制度の実施状況(成果と課題)に関する協議内容のまとめ
(3)生徒に対するアンケートを実施するかどうかについて

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電話:017-734-9883  FAX:017-734-8270

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