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更新日付:2017年11月8日 県民生活文化課

H29アートスクール(美術部門) を開催しました

 県では、日々芸術活動に取り組んでいる県内の高校生を対象に、首都圏の芸術大学等との連携による「アートスクール」を開催し、先端の芸術表現に触れ、表現技術を伸ばす機会を提供するとともに、本県の芸術分野における人財の育成につなげることを目的として、平成29年度アートスクール(美術部門)を開催しました。

開催概要

 国内最高峰の芸術教育機関である東京藝術大学から講師を迎え、美術の学習や作品制作において基礎となるデッサンを楽しみながら体験することで、さらなる美術への興味や向上心を引き出すアートスクールを開催しました。

実施時期

平成29年9月30日(土)~10月1日(日)

実施会場

青森公立大学(青森市大字合子沢字山崎153番地4)

講師

東京藝術大学 美術学部
磯﨑 えり奈(美術教育研究室 非常勤講師)
白田 祥章(美術教育研究室 非常勤講師)
井戸川 敦(教育研究助手)
北郷 江(教育研究助手)

講座内容

鉛筆又は木炭による静物・石膏像のデッサン集中レクチャー

実施レポート

 当日は、高校生30名の他、美術の先生方の見学もあり、美術の基礎であるデッサンについて、道具の使い方からモチーフのとらえ方など、さまざまな知識と技術を学びました。

1日目

 1日目の開講式の後は、2つの石膏像、4つの静物画モチーフの中から、さっそくどれを描くか選び、夕方まで集中してデッサンに取り組みました。

  • 静物画は、さまざまな素材、形状の物を組み合わせ。こちらは目屋人形があります。
  • まずはみんなでゴミ箱作り。鉛筆の削りカスなどを入れます。
  • 手を使う構図のとり方について
  • 鉛筆は芯を長く出し、寝かせながら柔らかいタッチで描いたり、色を重ねることで表現
  • 木炭は3~5cm程度長めに斜めに削ります
  • 真剣な表情で先生の説明を聴く受講生の皆さん
  • 道具の使い方を教わった後、いよいよそれぞれ好きな場所で描き始めます
  • 先生が回って直接指導します
  • 先生がお手本としてデッサンのデモンストレーション
  • カルトンに用紙を水貼りする方法を伝授
  • 受講生の絵に直接手を入れて指導もします
~1日目まとめ~
  • 各ブロックごとに絵を並べて先生がコメント
  • 他の人の作品を見るのも勉強
~交流会~
 夜の部では、青森公立大学の敷地内にある国際交流ハウスで、講師の先生方も一緒に夕食をとり、質問を受けるなど交流を深めました。
  • 本郷教授から挨拶
  • 6人の先生が各テーブルで一緒に夕食
  • 夕食後はサロンでまったり交流タイム
  • 個人的嗜好に関する質問が多く笑いが絶えません
  • ちなみに本郷教授のカラオケ十八番は「与作」だそうです
2日目

 2日目は、午前中は1日目に続いてデッサンを行い、完成を目指しました。午後からは講評会を行い、すべての作品について先生方から講評をいただきました。

  • 朝早くから皆さんすごい集中力でとりかかっていました
  • 先生も指導に気合が入ります。鉛筆の使い分けについて指導中。
  • 木炭を使った表現について指導
  • 残り少ない時間、ラストスパート!
~講評会~
 すべての作品を1列に並べ、全員で鑑賞しながら講評を聞きました。
  • 壁際にすべて並べ、1点ずつ講評
◇講師の先生からの主な講評
(先生からの講評)
光のとらえ方がおもしろくて、力強いブルータスの印象が描けている。
残り少ない時間の中で何をやるかというと、誰よりも大きく見せるための仕事が必要。
最後の際の仕事とか、そこをきちんとやっておけばもっと大きく見せられる。
(先生からの講評)
調子をこすりすぎ。
こすりすぎると、グラデーションになってしまって、形になりづらい。
ベースとしてこするのはいいけど、その上に形にしていく作業を挟んであげるといい。
あと、形に自信がない場合、または形にシビアな場合、鏡を使うといい。
たとえば、自分の声を録音したもので聴いた時に、自分の声の印象が違ってビックリするように、人によっては随分違う印象を持つことがある。
鏡を使うと、よりシビアな形の取り方ができるようになるよ。
(先生からの講評)
・下のフランスパンの影が、だーっと描かれすぎてる。
フランスパンは接地している部分が実は少ない。
だから、接地している一番ふくらんでいる、暗い影の部分というのが絶対あって、そこが大事。

・フランスパンも美味しそうだし、よく描けていると思う。
だから、もっと自分で段取りを組んでやるといい。
(先生からの講評)
布や紐はラッキーアイテムだと思ってください。
それを描けば、空気というか、すこーんと向こうに抜ける全体感が出てしまう、スーパーアイテムかと思います。
なので、ちょっと大変かなと思っても、他の人みんな大変だと思っているから、そこをちゃんと描いた人が勝ち。
(先生からの講評)
・すごくキレイだと思います。グラスのところとか印象的。

・中心から余白の幅が一緒で、「日の丸構図」というんだけれども、四隅が甘く見えちゃう。
だから、いくらフェードアウトしても、四隅が気になっちゃう。
その場合、もう少し上にしてあげて、面積を変えてあげるといい。
(先生からの講評)
りんごと田酒という、非常に青森らしいモチーフですね。
ひとつ気になったのは、鉛筆を立てて描いていたこと。
立てて全部描いていると、全体が、質感など、一緒のような印象になってしまう。
だから寝かせてみるとか、描き方の幅を広げるともっといいかな。
(先生からの講評)
石膏像は、こういうもんだという形になりがちなところがあった。
向きがあって、体があって、どういう感じの動きをしようとしている人なのか。
何となくは似てきているんだけど、人という部分が弱い。
どうしたらいいのかなというと、要は人を描けるようになったらいいのかなと思う。
布とかのない、フラットな人。
あれば裸像、トレーニングとしてやるんだったら白い卵を描けるようになるとか、そういうことをやっていけばもっとよくなるんじゃないかな。

終了後、参加した高校生の皆さんからは、

・「今回のアートスクールを通して同じ志望大の仲間もできるなど、普段自分の通う学校内ではごく少ない美術系の人達とたくさん関われてうれしかったです。」

・「鉛筆デッサン、木炭デッサンの道具の使い方から、描き方(塗り方)まで、様々な知識を身に付けることが出来ました。貴重な体験をありがとうございました。」

・「技術面だけでなく、気持ちの面でも本当に多くのことを教えていただけて、感謝で一杯です。ありがとうございました。」

・「分からない所や苦手な部分の不安が大きく、大変でしたが、先生方がしっかりと優しく丁寧に教えてくれて、本当に分かりやすかったです。この2日間充実した日だったと感じました。」



といった声が聞かれました。


参加された皆さんにとって、有意義な機会となったようでうれしいです!
御参加いただきありがとうございました!!

次は、11月25日~26日、合唱部門です!
おたのしみに!

この記事についてのお問い合わせ

環境生活部 県民生活文化課 文化・NPO活動支援グループ
電話:017-734-9208  FAX:017-734-8046

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