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更新日付:2022年9月21日 西北地域県民局地域農林水産部

【鶴田町】 農山漁村の「地域経営」取組事例


鶴田町農業再生協議会の取組

 鶴田町では、水稲とりんごを主体とする農業経営が多かったため、町では経営の多角化を図るため、昭和40年代から転作田を活用したぶどう栽培の振興に取り組み、高糖度で長期貯蔵が効くぶどう品種「スチューベン」の生産量が日本一を誇るまでに成長し、生果の生産の他、ワインやジュースなどにも加工され、観光農園も開設されています。
 平成26年には、生産者団体や販売団体が「つるたスチューベン日本一推進協議会」を結成し、長期貯蔵も可能な特性を活かした「冬ぶどう・つるたスチューベン」としてブランド化を目指した様々な活動を始めました。
 その結果、「つるたスチューベン」が平成31年3月20日に地理的表示保護制度(GI)の対象として登録されました。これは、青森県内で4件目、ぶどう生果では日本初の登録です。
 鶴田町農業再生協議会では、平成30年度から、担い手の農業経営の強化と経営多角化に向けた新たな取組として、観光農園の集客力強化とグリーン・ツーリズムの実践者育成について支援しています。

ぶどう生産者の経営多角化に向けた観光農園の取組

 「スチューベン」の知名度向上と交流人口の増加を目指して、統一のぼりの作成、観光農園開園中の一斉掲示、観光農園に草木染め体験の組み入れ、道の駅観光案内所等を活用した双方の利便性向上、QRコードを利用した園地案内サービスの導入等の周知方法や情報発信の見直し、また、「おいしいスチューベンの食べ方」・タイムラプスカメラを活用した「おいしいつるたスチューベンぶどうが出来るまで」の動画を作成し、消費者の観光ぶどう園の認知度やスチューベンぶどうの魅力向上、そして、生産者へ親近感をもっていただくことを目指し、年度毎にステップアップを図っており、より一層ぶどう産地の魅力アップへの貢献が期待される。
  • チラシ表
    観光ぶどう園チラシ(表)
  • チラシ裏
    観光ぶどう園チラシ(裏)

グリーン・ツーリズム活動の取組として一日農家レストラン開催

 町内でのグリーン・ツーリズムを推進するため、新たな取組希望者の掘り起こし、客として実践先を訪ねる体験や、意見交換を通してのメニュー開発、他のツーリズム協議会と連携した受け入れ体験の実施、道の駅イートインコーナーを利用した期間限定の農家レストランの検討、冬期食材確保のための視察研修などを実践した結果、令和3年2月には、冬期間及び開催日限定ではあるが、一日農家レストラン「華の会」の設立に至っており、今後の活動が期待される。
  • 農家レストラン開催
    「華の会」農家レストラン開催
  • 鶴田御前ランチ
    道の駅イートインコーナーでの鶴田御膳ランチ

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西北地域県民局地域農林水産部 農業普及振興室
電話:0173-35-5727  FAX:0173-33-1345

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